「ChatGPTに返事を任せてみた」──コメント返信自動化の現実と限界

 


はじめに

ブログを運営していると、コメント返信が意外と大変ですよね。読者とのコミュニケーションは大事だけど、時間もエネルギーもかかる。

そんなある日、私は思いました──「これ、ChatGPTにやってもらえないかな?」と。

この記事では、実際にChatGPTにコメント返信を任せてみた体験と、そのメリット・デメリット、そしてAI時代のコメント対応の現実についてお話しします。


【体験】コメント返信をAIに任せてみた

試してみたのは、次のようなケースです:

読者コメント:「とても参考になりました!AIってすごいですね」

ChatGPTの返事:

「嬉しいコメントありがとうございます!AIの可能性、これからもいろいろ試していきたいですね。」

正直、悪くない。むしろかなり自然。表現も丁寧で、無難。続いてもう一件:

読者コメント:「こういう内容こそ、もっと世に広まるべきです!」

ChatGPTの返事:

「そう言っていただけて励みになります!これからも発信を続けていきますね。」

こちらも申し分なし。が、ちょっと続けていくと、ある問題が見えてきました。


【考察】“無難すぎる”が生む違和感

ChatGPTの返信は、基本的に「礼儀正しい」「ポジティブ」「誰にも刺さらない無難さ」が特徴です。

それはある意味で理想的なのですが、何度も使っていると、「どれも同じに見えてくる」んです。テンプレ感が強く、個別の読者への“熱量”や“個性”が見えにくい。

また、微妙にニュアンスのあるコメント(たとえば「ちょっと分かりにくかったです」など)に対しては、曖昧な返事になりがち。丁寧なようで、内容が薄い──これがAIの限界かもしれません。


【ノウハウ】AIを使いつつ“人間味”を加える工夫

私は最終的に、「AIの返信を“下書き”として使い、最後に自分の言葉を添える」スタイルに落ち着きました。

ポイント1:コメントの“温度”を読み取る

感謝系なのか、質問系なのか、不満なのか──コメントの温度に応じて、AIに指示を与えると精度が上がります。

ポイント2:一文だけでも自分の言葉を入れる

例えば「そういえば、この内容は記事に入れてなかったですね」など、自分の感想を一文だけでも加えると“らしさ”が出ます。

ポイント3:長すぎる返信は避ける

ChatGPTは丁寧にしようとするあまり、少し冗長になりがち。適度な長さに整えるのも大事。


おわりに

AIにコメント返信を任せるのは、決して“手抜き”ではありません。むしろ、効率化の一手として大いにアリだとSHOJIは感じました。

ただし、それだけでは伝わらない“ぬくもり”があります。その“最後の一文”こそが、読者とのつながりを深めてくれる。

AIは編集者として使い、人間が締めくくる。そんなハイブリッドなやり方が、これからのブログ運営にはちょうどいいのかもしれません。