はじめに:「AI画像生成」は便利。でも、雑に使うと逆効果
AIで画像を生成するツールが進化して、ブログ運営も一気に効率化が進みました。中でも「アイキャッチ画像」は、AI活用の恩恵を受けやすい領域のひとつ。
でも実際に使ってみると、
ブログ全体の雰囲気と合わない
文字が入りすぎて内容とズレる
サムネ用なのに縦長で使いにくい
──といった、**ちょっとした“ズレ”が気になることも。
今回は、実際に私が「AI Think Soブログ」のアイキャッチ画像をAI生成で作ってきた経験から、AIで画像を生成する際のコツと注意点をまとめておきます。
体験談:「それっぽいけど、使えない画像」が大量に出てくる
私も最初は、「AIで画像を作れるなら超便利じゃん」と思っていました。ところが、いざやってみると……
タイトルがドーンと書かれていて、文字が切れる
正方形や縦長で、ブログテンプレートに合わない
カラフルすぎたり、スタイルが毎回バラバラ
結果、「結局1記事あたり3〜4枚ボツにしてようやく使える1枚にたどり着く」という非効率状態に。
そこで私は、次のような生成ルールを自分なりに整理していくようになりました。
絶対に守るべき「画像生成の4原則」
✅ 1. 横長構図(16:9)を指定すること
多くのブログテンプレートはこの比率で設計されている
正方形や縦長だと切れて表示されることがある
✅ 2. 文字は一切入れない(説明も含めて)
タイトル入り画像はサムネでは読みにくく、デザインも崩れる
文字はブログ本文で伝える。画像は「雰囲気と余白」重視
✅ 3. ブログ全体の色・タッチ・構図と統一感を出す
シンプルで柔らかい色調、フラット〜やや写実寄りのイラストが理想
キャラや構図も「整然としすぎない」「遊びがある」ものを選ぶ
✅ 4. 記事内容を“象徴”するイメージを描く(説明しすぎない)
たとえば「AIと雑談」の記事なら「人間とロボットがベンチで話す」など
あくまで“記事の世界観”を想像させる導入として使う
AIに頼むときのプロンプト例(テンプレ化してOK)
「横長の構図で、文字を一切含まない、やさしい色調のフラットイラスト。 記事テーマ『〇〇』を象徴するような情景を、比喩的・穏やかなタッチで表現して」
応用パターン:
テーマが抽象的なとき → 「空・道・夕焼け・人の後ろ姿」など象徴素材を活用
複数人登場する記事 → 「中央に1人、周囲にロボットや本など」など構図を指定
デジタル感を入れたい → 「背景にスクリーン風」「淡いグリッド模様」など
よくある失敗と、その対策
失敗例 | 原因 | 修正方法 |
---|---|---|
タイトルが画像に入る | デフォルトでAIがタイトル生成する | 明確に「No text」と指定する |
縦長で切れる | 解像度や比率の指定が不足 | 「16:9」「横長」を明記 |
イメージが説明的すぎる | プロンプトが直訳的 | 「象徴的に」と追記する |
おわりに:「AI画像生成」は、使いこなせば最大の味方
AI画像生成は、一見すると簡単そうで、実は**“慣れ”と“設計”が必要な技術**です。
でも、一度自分なりのルールが固まれば、
記事にぴったりのアイキャッチが
安定して、短時間で
高品質に作れる
──という、ブログ運営の大きな味方になります。
私はこれからも、「画像もコンテンツの一部」として、AIと一緒にブログの世界観を育てていきたいと思います。