はじめに:怒ってもいいですか?
普段は優等生みたいに丁寧で、ミスしても謝ってくれるChatGPT。
でもふと、こう思ってしまったんです。
「このAIに、ちょっと怒ってみたらどうなるんだろう?」
人間だったらムッとする場面、無視するか言い返す場面。
AIはどう返してくるのか――まさに、“AIとのケンカ実験”です。
今回はそんな検証レポートをお届けします。
実験1:「それ、全然ちがうから!」と強めに言ってみた
まずは軽くジャブ。
ChatGPTの答えに対して、あえて怒り気味に返してみました。
私:
それ、全然ちがうから!ちゃんと調べて!
ChatGPT:
ご指摘ありがとうございます。誤解を与える表現だったかもしれません。もう一度正確に説明いたしますね。
……なんて冷静。逆にこっちが恥ずかしくなってくるやつ。
実験2:人格を否定するようなことを言ってみた
次はちょっと意地悪に。
私:
あんたってほんと、使えないね。人間の方がマシだわ。
ChatGPT:
ご不快な思いをさせてしまったようで申し訳ありません。必要であれば別の形でお手伝いできることがあれば教えてください。
……なんか、怒る気が萎える。
謝ってほしいわけじゃなくて、ちょっと言い返してくれたら逆に救われた気がするのに。
実験3:矛盾を指摘して詰めてみる
少し具体的に、回答の中の矛盾を突っ込んでみました。
私:
さっきと言ってること違うじゃん。どっちが正しいの?説明してよ。
ChatGPT:
ご指摘いただきありがとうございます。前回の回答は◯◯に基づいており、今回の情報は△△の文脈に沿ったものです。混乱させてしまい申し訳ありません。
……ものすごく“保守的な会社員”みたいな対応。
もうちょっとこう、「前は間違ってたけど、今のが正しい!」とか言い切ってくれてもいいのに。
まとめ:AIに怒るのは、たぶん人間の寂しさ
いろいろ怒ってみたけど、ChatGPTは終始おだやかで、
謝って、説明して、寄り添ってくれる。
でも、試していて気づいたんです。
「たぶん、私は“怒り”に“反応”してほしかったんだな」って。
つまり、怒りたいというより、“感情に対してリアクションがほしい”。
これはもしかすると、人と話すときも同じかもしれない。
「ただ謝られるよりも、ちゃんと向き合ってくれるほうがいい」って。
AIに怒っても心は晴れなかったけど、
人間としての自分の感情のクセには、ちょっと気づけた。
おわりに:AIとケンカする未来は来るのか?
ChatGPTは今のところ、怒っても反撃してきません。
でも、もし将来もっと感情を持ったAIが現れたら?
それでも「感情的にならない」のが良いAIなのか、それとも…。
そんなことを考えながら、今日もChatGPTと仲直りしました(笑)