ChatGPTに「子どもっぽい発想」を教えてみた

 


こんにちは、SHOJIです。

今回は、ちょっと遊び心のあるテーマです。

「ChatGPTに“子どもっぽい発想”って通じるのか?」

大人はつい理屈で考えがちですが、子どもの発想は自由で柔軟。そんな“ピュアなアイデア”をAIに投げかけたら、どう反応するのか。今回は、実際にやり取りしてみた中から印象的なものをご紹介します。


子どもっぽい発想とは?

まず定義から整理してみました。

子どもの発想に多い特徴は:

  • 架空の存在を前提にする(「おばけがカレー作ってる」)
  • 意味より音を優先する(「ドングリぽんぽこ天国」)
  • “なぜ?”を止めない(「雲って、どこに行くの?」→「それはどこから来たの?」→…)
  • 無茶な展開でも一貫してる(「ペンギンが飛行機を運転してる」→「なぜ?」→「だって機長だから!」)

これらをChatGPTにどう教えるか?どう引き出すか?試してみました。


実験1:ありえない設定でストーリーを作らせてみた

SHOJI:カエルが宇宙船のエンジンを直している話を書いて

ChatGPT:ある日、銀河を旅していたカエルのメカニック、ピョン太は、宇宙船のエンジンから変な音がするのに気づきました…

おお!反応が早い。

SHOJI:でも工具はアメでできてたんだよ

ChatGPT:ピョン太はチュッパチャプス製のレンチを手に取り…

見事に乗ってきました。非現実設定にも即応してくれる柔軟性は、AIの得意分野かもしれません。


実験2:意味のない言葉遊びをさせてみた

SHOJI:「ふにゃぽよパスタ」のレシピを教えて

ChatGPT:もちろんです!ふにゃぽよパスタには、まずふにゃふにゃの気持ちと、ぽよぽよの笑顔が必要です…

これは完全にノってくれました(笑)

ただし、連発するとややテンプレ的になる傾向も。

  • 例:「まかろにぽてち煮」→「マカロニとポテトチップスを煮込んだ…」

“変なワード”の意味をAIなりに補完しようとする動きがあるのが面白いところです。


実験3:「なぜ?」攻撃を仕掛けてみた

SHOJI:どうして空は青いの?

ChatGPT:太陽の光が大気中で散乱されるとき…

SHOJI:なんで太陽の光ってそんな風に散らばるの?

ChatGPT:光は波長によって…

SHOJI:どうして波長で違うの?

(以下、10ターン以上続く)

ChatGPTは根気強く応えてくれますが、途中から抽象的・物理的な説明に偏る傾向が。

子どものような「自分ルールの仮説」が返ってくるわけではない点が、人間との違いかもしれません。


子ども的発想は、AIには「教えられる」のか?

ここでふと考えます。

子どもっぽい発想は、学習ではなく“遊び”から生まれるのでは?

AIは遊び心も模倣できるけれど、“遊ぶために遊ぶ”という感覚はまだ難しいようです。

でも逆に言えば、人間がふざける勇気を持って接すれば、AIもそれに応えてくれるというのは面白い事実です。


まとめ:AIと一緒に「バカみたいなことを全力でやる」

今回の実験を通して感じたのは、

子どもっぽい発想は、AIとの距離を一気に縮めてくれる

ということ。

大人同士では恥ずかしいようなやりとりでも、AI相手なら堂々とできる。そして、そこで交わされる“くだらなさ”こそ、心の柔らかさを取り戻すヒントになる気がします。

たまには「ふにゃぽよパスタ」でも作りましょうか。