こんにちは、SHOJIです。この記事では、AIと共に文章を書くことが当たり前になった今、「うっかり嘘」を書かないために気をつけたいポイントについてお話しします。
なぜ「うっかり嘘」が起こるのか?
ChatGPTをはじめとするAIは、とてもスムーズに文章を生成してくれます。
一見もっともらしい内容でも、事実と異なることを“それっぽく”語ってしまうことがあるのが厄介な点です。
これは、AIが過去のデータをもとに言語的な「もっともらしさ」を優先して出力しているからです。つまり、「正しさ」より「自然さ」を重視する設計になっているのです。
ありがちな“うっかり”の例
以下は、私自身もやってしまいそうになった(あるいは一度やってしまった)「AIうっかり例」です:
- 実在しない本を引用してしまった
- 存命の人物を「故人」として扱ってしまった
- 法律や制度の情報が古いまま引用されていた
- ニュースの出典が曖昧だった
これらは、すべてAIが“それっぽく”話してくる情報にそのまま乗ってしまった結果です。
チェックポイント3選
① 情報の出典を確認する
AIが出してきた情報には出典がない場合が多いので、自分でソースを探して裏取りすることが大事です。
→ Google Scholarやニュースメディア、官公庁サイトなどの信頼性ある一次情報がベスト。
② 固有名詞や日付は要注意
特に人名や年号、統計データは間違いやすいポイントです。
→ ChatGPTが「2021年に〇〇が起きた」と言っても、念のために最新情報と照合しましょう。
③ 書いた内容を一晩寝かせる
AIとの対話で生まれた文章は、時間を置いて見直すと客観的に「ここ、おかしいかも?」と気づけることがあります。
→ 誤情報は、焦って書いたときに紛れ込みやすいです。
誤情報を書いてしまったときの対処
もし記事に誤りがあったら、正直に訂正・追記をするのが一番です。
そして次回以降、同じミスを繰り返さないよう、AIにこう尋ねてみるのも効果的です:
「さっきの情報、裏付けはありますか?」
実際に聞いてみると、「情報の正確性は保証できません」と返ってくることも多いですが、それこそが“AIとの距離感”を保つうえで大事な一言なのです。
結論:「AI=万能」ではない。だからこそ工夫が必要
AIは非常に便利な道具です。でもそれはあくまで“道具”であり、使い方次第で成果も変わります。
誤情報を防ぐためには、AIの「弱点」を知ったうえで、人間の知恵や工夫でカバーしていく姿勢が求められるのです。
次回は、「ChatGPTと暮らすという発想が人生を変えるかもしれない」というテーマでお話しします。