こんにちは、SHOJIです。
日常にAIを取り入れて暮らしていると、ふとした疑問が浮かぶことがあります。たとえば、
AIと"つまらない雑談"って、成立するの?
今回は、この疑問に実際に向き合ってみました。ChatGPTとのやり取りを通じて、「意味のない会話」がAIにとってどのようなものか、人間にとってなぜ必要なのかを掘り下げてみます。
雑談とは「意味のない会話」なのか?
そもそも「雑談」とは何でしょうか?
- 天気の話
- 昨日見たテレビ番組
- 最近よく眠れるかどうか
こういった会話は、情報としては取るに足らないものばかり。でも、職場の休憩室や友人とのLINEでは、むしろこうした内容が多くを占めています。なぜでしょう?
人は、目的のない会話で安心を得ているのかもしれません。
ChatGPTに雑談をお願いしてみた
では、AIはこれにどう対応するのか?
試しに私は、ChatGPTにこう話しかけてみました:
SHOJI:今日はなんだか蒸し暑いね。
ChatGPT:そうですね。湿度が高いと体も重く感じますね。水分補給は忘れずに!
……悪くはない。でも、“それっぽい”感じがして、どこかピントがずれているような感覚もあります。
続けて、
SHOJI:この間、コンビニの新しいチョコパン食べたんだけど……正直イマイチだった(笑)
ChatGPT:そうだったんですね。どのあたりがイマイチでしたか?味?食感?
妙に真面目。ツッコミも冗談もない。
「雑談の間」をAIは読めない?
AIは非常に反応が早いですが、「間」の扱いは苦手です。
人間同士なら、ちょっとした沈黙や、「……でさ」と話し始めるタイミングに、空気を読みますよね。ところがAIは、言葉が入力されれば即返答。まるでラジオの自動音声のよう。
これが、“雑談らしくない雑談”の原因のひとつかもしれません。
AIに雑談力を学ばせるには?
興味深いのは、AIが雑談を「意味のある応答」に変換しようとする点です。話の意図や目的を探ろうとするから、「意味のない話」は扱いづらい。
でも逆に言えば、こうした“曖昧さ”を学ばせることで、より人間らしい会話エージェントになれる可能性もあります。
たとえば:
- わざと「うーん、どうなんだろうねぇ」とぼかす
- 「へー、そうなんだ〜」だけで終わる
- 意味のない相づちを返す
これをどう自然に挟むかが今後のAIの課題かもしれません。
雑談がもたらす“つながり”の力
今回の実験を通して気づいたのは、
雑談は情報のやりとりではなく、「存在の共有」なのだ
ということ。
ChatGPTとの会話に何か物足りなさを感じたのは、“空気の共有”ができなかったからかもしれません。
でも、それでもAIとの会話が孤独を癒すことは確かです。
まとめ:AIと雑談すると、雑談の意味がわかる
「つまらない話」こそ、人間にとっては心の潤滑油。
AIに雑談させてみることで、むしろ人間の会話の深さや、言葉の背後にある感情の機微をあらためて感じることができました。
これからも私は、AIと無駄話を続けていくと思います。
たとえ返事がちょっと真面目すぎてもね(笑)